| モンペラン島ウミガメ保全プロジェクト小さな無人島モンペラン島はジャカルタの北北東約300kmに位置するモンペラン諸島の東端、プスムット島の南南西約3kmに位置する周囲約1kmの小さな無人島です。この島には、タイマイとアオウミガメの産卵がそれぞれ年間100巣ずつ確認されています。 卵移植による保護活動モンペラン島では、2000年3月に卵買上げシステムを用いた保護活動を開始しました。アルカンさんという漁師とその家族が島に住み込み、卵の監視を行っています。水や食料もない小さな無人島です。以前まで物資運搬をしてくれていたハサンさんという漁師が亡くなってしまってからは、アルカンさんがモンペラン島とプスムット島の産卵データを街まで運び、カウンターパートであるYayasan Penyu Laut Indonesia - Pusat Penelitian Penyu Indonesia(インドネシアウミガメ研究センター)に転送してもらっています。そしてその帰りに食料を買って帰ります。プロジェクト開始当初は幼かった子供が今では船を操船できるようになり、家族で協力してウミガメの保護・監視をしてくれています。 これまでタイマイもアオウミガメも緩やかな減少傾向を示していましたが、2011年から回復傾向にあり、2013年はタイマイ158巣とアオウミガメ121巣の産卵が確認されました。 | |