| セガマ・ブサール島タイマイ保護プロジェクトジャワ海最大のタイマイ産卵地ジャカルタの沖合い北北西約50kmに広がるスリブ諸島(P.P.Seribu)、その北西約70km(ジャカルタから北北西へ約130km)にセガマ諸島はあります。セガマ諸島は大小2つの島で構成され、その大きなほうがセガマ・ブサール島です。周囲約1.4km、島には灯台があり、それを管理する 2名の職員が交代で常駐する以外に住民はいません。このセガマ・ブサール島では年間300~400巣のタイマイ産卵巣が確認でき、この一帯では最大かつ唯一のタイマイ産卵地となっています(現在巣数増加中)。 増加傾向に転じたタイマイ産卵数セガマ・ブサール島での活動は、1997年12月に灯台職員と監視員契約を結び開始しました。1998年8月からは島を借上げ、2003年の契約更新を経て2012年7月までの使用権を獲得しています。産卵巣数のモニタリング調査を実施すると同時に、卵の買上げと監視を行っており、産卵された卵は採取されることなく自然ふ化しています。2013年はプロジェクト開始以来、過去最高となる833巣を記録しました。 ふ化率ももうしぶんなく順調に保全活動を出来ている島ですが、近年はトカゲが島へ入って来ており、卵の食害が懸念されます。保全活動推進の為には現地調査が重要であり、その為には費用がかかります。皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。 | |